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  • 2012.12.21 Friday
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サイタマノラボ「2010ふかや映画祭at深谷シネマ SR1&2連続上映」

サイタマノラボ「2010ふかや映画祭at深谷シネマ SR1&2連続上映」

どうもラボです。実はサイタマノラッパー1、劇場で観たことがなかったんですよ。
だから、あえてDVD再生は4回目でストップしてあって「いつか観るぞー」なんて思ってたんですが、まあ、なんですか、埼玉県北に暮らすものにとってこういう文化的優位性なんて滅多ないんで自慢しますけど、近所で開催された2010ふかや映画祭SR1&2連続上映(TOMマミービヨンセクドーさん舞台挨拶あり)に行ってきました!


 
10月10日(日)、戦後復興の象徴「東京オリンピック開会式」をセッティングした日だけあって、そりゃもう予報も外れて27度の快晴ですよ。
当時のアナウンサーの名言をもじれば「世界中の青空を全部深谷シネマに持ってきてしまったような、すばらしい秋日和」ですよ。

もうこの時点で今日の勝利を確信しましたが、会場入りしたらSR関連ツイッターでよくお見かけするウーガンさん(SR2劇場で20回以上観てるんだって!)、macoさん、shimangさんがすでにいて、初対面のような同窓会のような挨拶を交わし、すでにいい気分。

この日同行したaiwaくん(俺の3倍ヒップホップに詳しい)も実は初対面で、北関東の本物のヒップホップシーンについて話を聞いたりして、上映前からフレッシュかつ非常にレイドバックした良いムードでした。SR目当ての人、結構いましたよ。

「よし、じゃあ入るか」っていつものように深谷シネマの受付でお財布を出そうとすると
「今日はあっちです」と指差され、振り返るとそこは、なんかすごい。
SR1&2連続上映、まるで映画のセットみたいな七ツ梅酒造跡東蔵の特設スクリーンで上映するとのこと。
どう考えてもスペシャルな体験のできそうな外観じゃないですか。


「ここでSR1を・・・しかし、まだ時間前だけど人がどんどん入ってくなあ」と眺めていたら、
インディーズフィルムフェスティバル作品上映中でした。
入ってみると結構広めの会場がほぼ満席。これは驚いたなあ。

なんとか席を見つけて座ったところで、プログラム最後の10作品目にして見事グランプリを獲ることになる片岡翔監督「くらげくん」がスクリーンに。
うーん、これも驚いた。
インディーズフィルム、門外漢なのでギラギラしたものを想像していたのに、「くらげくん」は相当違う。かといって俺の大の苦手ワード「ほっこり」で片付けては決してならない物語。まずはくらげくんの事が好きになっちゃって、目で追ってしまって、次にまったく正しく子どもらしい反応を全力でする虎太郎に「残酷だけどそうだよね、それでいいんだよね」と話しかけてしまう。結局二人のことが好きになってしまって、二人の座る階段、乗る電車、走る坂道、遊ぶ路地裏のことまで好きになってしまった。最終的には世界全体が好きになってしまうのか。予告編だとちょっと誤解されちゃうかもだけど

http://www.youtube.com/watch?v=JqQF7yP0nNA

これ、機会があったら是非。そして俺は映像を手元に置いておきたい。
1週間は余韻が抜けず二人のことを考えてしまったよ。そして、兵隊のおもちゃのあのいたずら攻撃はやっぱり男同士云々のあれを面白おかしくあれしたあれなんだろうか。偶然なのだろうか。また観たい。

そうこうしているうちにSR1が始まります。記録にと思って後ろ振り返って撮ったのがこの写真。



 前にまだ10列くらいあったから、相当な混み具合。
年齢バラバラ。杖をお使いの高齢の方もいらっしゃいました(感想聞きたい…)。
前の方にもどんどんパイプイスを増やして詰めたところでSR1上映。
DVDでしか見たことのないIKKUに、TOMに、MIGHTYに、そして千夏にスクリーンで会える喜びったらない。
そして、じとっとした声質が神がかっている教育委員会の女性、まさにニートの対極「社会的成功がもたらす自信」に満ち溢れる市民税を守る会の人、リアルなヤダ味感溢れるコンビニヤンキーにスクリーンで会える辛さったらない。
でも、DVDでしか見たことのない人に伝えたいことがあるんだ。
あの会議室シーンさ、みんなで観ると腹抱えて笑えるんだよ!
超おかしいんだよ!
リピーターが多いのと、お客さんの地元・関係者率が高いせいか「待ってました!」「あいつ演技してるよ」的な温かい笑いに溢れていて、ショーグン3人のキャラ分けにも楽しそうに反応してた。
いやー、映画史に残る残虐シーンで笑う日がくるとは。
そして、そこから始まるIKKUの引き算ショー。
どんどん奪われ、剥ぎ取られ、去っていく数々。最後に残ったのはなにか、そこで出会ったのは誰か。
何もかも失った彼はどんな行動を取ったのか…。
今回劇場で観て初めてまっすぐな涙が溢れてきました。
うーん、号泣メーン。

でも、俺は前から思っていたんだけど、この感情を「号泣メーン」の一言に集約してしまっては勿体無さ過ぎる!そこでみんなが感じる感情の微妙な差異を俺はもっと知りたい。夢をなお追い続けている人、若い頃挫折した人、青春の入り口に立ってる人、70歳の人、ラップ苦手な人。このラストシーンが響くポイントはそれぞれの立場で違うに決まってるし、確かに最終的なゴールは「号泣メーン」かもしんないけど、俺はそこに至るまでの細かい感じ方の違いを話し合ったり分かちあいたいと思うんだよなー。話し合いたい。んで話し終わったら握手をしたい。

なんて、久々にまっすぐ泣いてすがすがしい気持ちになりながら、10分休憩でSR2上映開始。
サイタマノラッパー2、これは「群馬出身の非BBOY、だけど実はラップが好きなんだ」、
という俺にとって特別な映画。
深谷シネマで2回、シネマテークたかさきで1回観たから、計4回目なんだけどまだ新発見あった。
河原フリースタイルバトルの最後のIKKUのライム。「くっ、遺伝子が」って笑うところだと思いきや。
廊下で「誰」が「何」を叫んだか。
その時「誰」が「どんな表情」だったのか、などなど。
3回目の劇場鑑賞時より格段に楽しめたのは、やっぱり会場の温かさだったのかもしれない。
みんな「車で30分」「水がめ」などの土地ネタに笑う笑う。
TOMの日和癖にも笑う笑う。
監督にこの日の会場を見せたかったな。
IKKUとTOMはもはや弥次喜多でありラップの精霊だか妖精だか。
本人達に自覚がないのがまた素晴らしい。
タケダ岩を前にラップ妖精の鱗粉に触れたB-hackはその後どうなってどうなるのか・・・・・・ってやっぱやめておこう。
とにかく、SR2もっともっと大勢の人に見てほしいよ。そ
れを上手い言葉で呼びかけるのが俺の仕事だな。

SR2のエンドロールが終わり、例のあれでみんながクスッとしてから会場はわれんばかりの拍手に包まれました。
そこでB-hackからクドー、ビヨンセ、マミー、sho-gungからはTOMが登場。
司会の強瀬さん(SRフリークなら分かるであろう「あの市民税の人」は、深谷フィルムコミッションの方だったのだ)の軽妙なネタ振り、B-hack対TOMのDISりあいトークで心が温まる。仲いい。
舞台挨拶におけるフリースタイル問題について言及しつつも、TOMさんは結構おーって思うフリースタイル挨拶を披露。
してラップ好きからも熱視線を送られてる(と思うよ)クドーの完全即興フリースタイルは熱かった!さすがパフォーマー。
あとB-hackの皆さん、余裕で美女っす。イエー。


 
続いて、SR2を観て衝撃を受けた中1男子が夏休みを使って映画を撮っちゃった、という怪作「深谷へGOo」が上映されました。
正直、会場全員が「どんなレベルのものがどんな風に出てくるのだい」とドキドキしながらスクリーンを眺めていたのですが、これが結構SRイズム溢れる内容だった(半分笑顔半分真顔で)。
長めの1カット、長めのフェイドアウト。
「埼玉もあんまり群馬と風景かわんないね」って無意識のうちに何か大切なことを言っていたり。深谷のねぎ畑に下仁田ねぎを無許可っぽく植えるシーンは、河原バトルの代理戦争って事でよいでしょうか。そして最高の爆笑ポイントは、誰もが感じた「言葉にする未満」の違和感、しかし見逃せない違和感を、エンドロールできっちり回収するあの音楽に関する数行!あれは可笑しかった。


 
真面目な話をすると、この子たちが将来映画に全然興味を持たなくなってもいいんだ。
ただ、映画を作ってみようと思い立ち、企画中異常に盛り上がったり、あーでもやっぱ実際作ると全然かっこつかないんだなー俺等子どもだし全然駄目じゃんって思ったり、でも完成したときは間違いなく嬉しかったり、実際に上映してみたら驚くほどの拍手を貰えたり(!)、
そんな「世の中って、割と天井低かったり高かったり、まちまちだなおい」という経験が中1でできるって最高じゃんかと思いました。あと、印象的だったのが監督の表情。
コメントよりも表情です。嬉しいのか照れなのか恥ずかしいのか自分でも区分できてないような複雑な表情。
思春期の入り口にたどり着いたばかりの男子特有の、親・友達・先生以外の人に対する表情なんて持ってないよという困惑。
でも間違いなく、いま俺良い体験してるんだとがっちり理解している晴れがましい表情。
正直、同級生にはどうやっても伝わらないと思うけど、この仲間でできたこと、できなかったことをガンガン反芻して盛り上がって、また作ってくれればいい。
舞台挨拶で出演の子が監督を差し置いて次回作の構想を話してて面白かった。That’s 中1マジック。


 
そして、ラボのターン。俺、サイタマノラッパー2好きなんですよ。
俺、サイタマノラッパー2に出てる人も好きなんですよ!
ということで、もうミーハー丸出しでいいじゃないという自分内会議の結論を基に、マミービヨンセクドーさんと記念写真をお願いし、更にマイマイクにサインをしてもらいました(すでにsho-gungサインはコンプリート)。


 
B-hackの三人は、以前ラボが書いた「SR2サントラ全曲解説(http://www.rippingyard.com/seed/1573/sr/)」を読んでくれたようで、
まあ、なんだ、あれだ、俺生きてて良かった。

この時のいろいろな感情はあまり書くと「ファンがアイドルに会えて嬉しかった」話になってしまいかねないので、涙を呑んで省略しますけどね、
でもね、この時、俺は、前日慌てて用意したSR2特に3人に関する感想ラップをやりましたよ。
俺全然できなかったよ。
かっこ悪かったよ。でもやったよ。
なぜなら、本人に絶対伝えたかったから!!
そしたら、その後みんなでフリースタイル的に返してくれて、中でも最後のクドーさんがやばかった。。。
この時の様子は完全に録音しておいたので、お詫びに俺のラップも再録音して、一曲にまとめたので、聴いてみてください。
聴き所はなんといっても、イントロの「どうかしてる!」熱さのクドーフリースタイル。。
深谷シネマに行った人なら誰でも分かるあの砂利音が現場感を増幅させて、最高にあがる。
ちなみに「うそじゃねえよ」は河原バトルMVPのビヨンセの大好きなセリフの物まねなんですが、似てはいないです。はい。

「感想ラップforマミービヨンセクドーMP3」


 
SR2終了後は、お客さんも関係者も入り乱れてみんなで焼肉&煮ぼうとう食べようぜという素晴らしい展開。
うーん、ふかや映画祭、もっと知られて良いぞ。
上の写真は4日前に飛行機とって北海道から来てくれた方と4人。
その機動力もすごいし、でも切符を取っている時にこの構図を予想できていただろうかとも思う。
来るも見事、迎えるも見事。


 
最後の方まで残っていた人たち。サービス精神ゆえに一人だけぶれているのがTOMさん。
一番右で明らかに「お前普段そんなことしてねえだろ」という慣れない親指の立て方をしてるのが俺です。
流石に日が暮れて冷え込む中みんなで色々話し込んでいたんですけど、俺は入江監督のお父さん、深谷シネマ代表竹石さん(会議室司会者)、中島社長(タケダ岩生みの親)の三兄弟(でいいんですよね)とすっかり話し込んでしまった。
サイタマノラッパーについて思ったこと、サイタマノラッパー2の大好きなシーンについて1時間以上喋り続け、それをニコニコ聴いてくれて楽しかったなーほんと。
これからもどんどん長文書いていくぞと決意しました。

ありがとう、ふかや映画祭。また来年逢いに来る。

そして、最後はやっぱりSR恒例の法事会場での宴会。
いろいろミーハー視点からぐっとくる話もいっぱいあったんだけど、演じる側の矜持みたいなのが聞けたのは良かった。
SRのストーリーやサウンドについては語れても、演者視点からの見え方はまた違うんだなーと。
こりゃ、まだまだあるなと。
3はどうなるのかなと。
思いつつ、帰路についたのでした。イエーイ。



では、またここで!

(Text by labo)

映画上映情報★★★★★★★★★★★★★★

■「SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」■


下高井戸シネマ 11/8(月)〜13(土)

横浜ブルク13(神奈川) 上映終了

ユナイテッド・シネマ浦和(埼玉) 上映終了

深谷シネマ(埼玉) 上映終了

川越スカラ座(埼玉) 上映終了

シネマテークたかさき(群馬) 上映終了

静岡シネ・ギャラリー(静岡) 上映終了

シネマe-ra(静岡) 11/6(土)〜19(金)

シネマスコーレ(愛知) 上映終了

金沢シネモンド(石川) 10/9(土)〜22(金)

梅田ブルク7(大阪) 上映終了

神戸アートビレッジセンター(兵庫) 上映終了

T・ジョイ京都(京都) 上映終了

横川シネマ!!(広島) 11/13(土)〜26(金)

シネマルナティック(愛媛) 11/6(土)〜12(金)

シアターキノ(北海道) 上映終了

苫小牧シネマトーラス(北海道) 10/9(土)〜22(金)

フォーラム山形(山形) 11月予定

フォーラム仙台(宮城) 上映終了

KBCシネマ(福岡) 上映終了

シアター・シエマ(佐賀) 上映終了

シネマ5(大分) 10/19(火)〜22(金)

桜坂劇場(沖縄) 近日公開予定




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